2006年、当時住んでいた自己所有のマンションが手狭になり、運良く翌年の春に希望価格で売却することができました。同時並行で、次に住み替えるなら住宅ローン負担の軽くなる、収益物件付の戸建住宅にしようと思い、自宅の周辺を探しましたが、流通している物件の絶対数が少なく、購入に至りませんでした。 ネットや広告で探すだけでは難しいと思い、以前からホームページだけは知っていた武蔵コーポレーションに、2007年の年末に連絡したところ、年明けにお会いしましょうということで、2008年1月に大谷社長とアポイントを取ることができました。 そのときの印象は、若い銀行員のような人だなと思い、勝手にイメージを膨らませていた投資不動産専門業者の恐い経営者像とは、まったくかけ離れた方だったので拍子抜けするとともに、とても安心してご相談に乗っていただけました。 私から予算6,000万円程度のアパート兼用住宅で、住宅ローン利用、地域は埼玉県南部を希望していることをお話しましたが、専門に扱われているのが億単位のRC物件だったので、正直言うと、業者を間違えたと思いました。 ただ、その場ですすめていただいた物件は、せっかくだから見てみようと家族全員で高速を飛ばし、現地に行きましたが、物件の良し悪しというよりも、「こんな高額で大きな物件を私のような普通のサラリーマンで、ほんとに購入できるのか?」と半信半疑であったことを思い出します。 その後、不動産投資関連の本を10冊くらい読み、自分なりに理解を深め、武蔵コーポレーションがおこなっている投資戦略は、“あの「金持ち父さん~」の扉”なのではと思いました。 そんな経緯で方針を変え、投資物件の購入意思を固めたのですが、買付を入れてもめぐり合わせが悪く、購入することができないで数ヶ月経過しました。 2008年6月、当時は金融の収縮で、急激に銀行融資の扉が閉じつつある時世であり、「もう、購入するのはあきらめようか?やはり、私の属性だと難しいな」と思っていました。 今回購入した物件は、いただいた「極秘メール」の情報を元に一人で現地に行きました。 武蔵さんの候補物件情報も厳選で数少なく、そのときいただいた情報が、今振返ると実質的に最後のチャンスだったと思います。 しかし、物件に到着してすぐ思った正直な印象は、「これは、さすがに難しいのでは?」と思いました。目にした光景は、共用部に退去した人の粗大ごみが放置され、内階段はメンテの痕跡もなく、コケが張り付く状態、1階住戸は日が当たらず2戸空室、水周りも人気のない3点セット、裏フェンスは破損して修理されないまま放置、全部で空室3戸(購入時に4戸)ということで購入を躊躇したくなる理由はいくらでもありました。 築20年の中古物件なので、ある程度の荒れているという覚悟はしていたものの、どう評価したものか、わからないまま5分ほどでそそくさと現地を後にしましたが、結局は武蔵さんの物件選定能力を信頼し購入を決断しました。 そして、購入してからは太田さんにご協力いただきながら、新管理会社の選定変更に2ヶ月、同時並行で空室4部屋のリフォームを実施して、3ヶ月ほどしてやっとリーシングが再開できるレベルまで到達しました。その後、武蔵コーポレーションのオーナーズクラブの勉強会で、先輩大家さんより学んだことをひとつひとつ忠実に実践に移し、約5ヶ月後の12月に1件・翌年1月に2件・3月に1件(退去1件)4月に1件(退去1件)で、矢継ぎ早に決まりはじめ、現時点で空室は、今月に退去した1件だけとなっています。 また、満室利回りはほんの少しですが購入時より向上させることができました。 不動産経営の上級者であれば、この物件を購入されていたら、もっと適正な判断をされて、すばやく素敵なリフォームをおこない、とっくに満室になっていると思いますが、本業は普通のサラリーマン、不動産は全くの素人、余裕資金は家賃収入と経費の差額だけという私でもここまでたどりつけたのは、武蔵コーポレーションさんの物件選定力と大谷社長・太田部長の献身的なフォロー、オーナーズクラブの皆さんの無償の情報提供のおかげだと思います。 最後に、私見ですが大家業は不労所得ではなく、苦労所得だと思います。私の場合は、力の配分がよくわかっていませんが、他力、自力を問わず、判断力・交渉力・労働力のポートフォリオの操つりかたで、確実に収益に差が出ます。税務知識やファイナンス力、周辺賃料の相場観も必要です。そっち方面の才能があれば、株や債権を選んだほうが楽に違いありません。 私は、凡人であり自分の力ではいかようにもしがたいペーパーマネーの世界よりも、さまざまな問題が発生しても何とか克服できる余地のある、今のチャレンジを武蔵コーポレーションのオーナーズクラブの皆さんとともに楽しんでいきたいと考えています。 今後は、これからご購入される皆さんにも少しだけ役立つ情報が発信できるよう努力をしていきたいと思います。